オレにしか、触らせるな!


棒くんが立ってた



ドキン…



傑くんが私から離れた



「迎えに来たけど…
来なくてよかったみたいだね」



棒くんはそぉ言って走って行った



「ごめんね、瑠愛ちゃん」



すぐ近くで傑くんの声がした



棒くんの後ろ姿が

どんどん遠くなった



ドキ…

ドキ…

ドキ…



この音は

何の音かな?