オレにしか、触らせるな!


「しばらく来てない間に
新メンバー?」



カリスマスグルくんが私を見た



「あ…え…」



「瑠愛ちゃんだよ!」

「兄ちゃんの友達!
じゃなくて、同じクラスの人」

「バスケうまいんだよ!」

「小学生の時にしてたんだって!」



私が言わなくても

みんなが私の紹介をしてくれた



「はい…どーも…はじめまして…
あの…私…」



「うん、見てた

いつもここ通る時、見てた
小学生ひとり増えたと思ったら
颯(はやて)と同じ学校の制服着てたから
高校生なんだ…って…」



たしかに…

周りを見たら小学生と目線同じ



でも150cmあるもん!

ジャスト150

調子悪いと149.7



「ハイ!パス!」



「え!」



カリスマが私にパスしてきた


私は慌ててドリブルした



ドン…ドン…ドン…



あ!


取られた



「ナイシュー!傑くん!」



自分がパスしてきたくせに!

私にシュートさせろ!



「オレ、負けずぎらいなんだよね」



ここにもいた

小学生と本気でバスケする人



「じゃあ、私帰ります」



負けるとわかってることには乗らない人





小学生ならなんとか相手できそうだったのに…

強いの来た



しかもデカいし!



「えー…瑠愛ちゃん待ってよ!」

「帰らないで!」

「ヤダー!瑠愛ちゃんいないと」



「大人気だね、瑠愛ちゃん

オレ、これからバイト行くから
すぐ帰る」



そう言いながらカリスマは

またシュートした



シュッ…



「ナイシュー!」