オレにしか、触らせるな!


「よーし!本気出すよ!」



「瑠愛ちゃんカッコいい!」

「かわいい!瑠愛ちゃん」

「ガンバレ!瑠愛ちゃん!」



小学生相手に本気でバスケしてる





暑くなって長すぎる髪を結んだ



制服は夏服になった

もうすぐ夏がくる



日焼け止め塗り忘れた



ドン…ドン…ドンドンドンドン…



「瑠愛ちゃん、ナイシュー!」



「オレも混ぜてよ!」



「今日バイトない…の?」



棒くんかと思って振り返ったら

違った



デカ!

少し見上げたら細い首に喉仏が見えた



制服着てる

私と同じ高校生か…



「あ!傑(すぐる)くん!」

「久しぶり!傑くん!」

「傑くん、カッコいい♡」

「オマエ傑くん好きだもんね!」

「別にいいでしょ!」



スグル?くんとは???



神的な存在?

みんな崇拝してる←大袈裟



「兄ちゃんの友達なんだ
たまに一緒にバスケしてくれるの」



へー…そーなんだ…



「パス!」



ボールを持ってる私に

彼が手を伸ばした



「え…はい…
ハイ!」



私が焦って投げたへなちょこボールを

彼は長い腕でキャッチして

そこからシュートした



シュッ…



「わぁ…」

「入った!」

「傑くん、ナイシュー!」

「かっこいー♡」



「スゴい…」



思わず声が出た



彼がみんなにピースした



やっぱ神?

小学生のカリスマ?