オレにしか、触らせるな!


1ヶ月記念…

2ヶ月記念…



半年記念…



1年記念…



2年記念…




高校を卒業するまで

瑠愛は毎日オレの弁当を作ってくれた


「気まぐれだから、毎日作っちゃった」


そう言った瑠愛は

きっといいお母さんになるんだと思った




毎日一緒にお弁当を食べた

昼休みの美術室


好きな音楽を一緒に聞いて


「瑠愛、キスしよ」


「うん…」



ーーー

ーー

ーーーーー



何度もキスした




AKARIのライブがある度に

一緒に行って

初めてキスしたことを思い出した




休みの日も一緒にいたくて


「颯、明日も会える?」


「うん、会えるよ」


「颯の家に行ってもいい?」


「うん、待ってるね」



いっぱい話して

瑠愛が笑って

オレも笑って

ドキドキして

いっぱいキスして

またドキドキして



それから…



それ以上は

まだなかった