心配してたことは
かなった
昨日の気持ちが
ライブの興奮の延長なのか…
翌日
オレの部屋で一緒にライブのCDを聴いた
付き合った当初は
不自然な距離感で座ってたオレたち
今は普通に隣に座れる
それは普通のことだけど
オレたちにとっては
すごい進歩だった
今日も瑠愛はオレの隣に座ってる
なんとなくいつもより
また近くなった気がした
スマホの画面を見てたら
床に置いた右手が瑠愛に繋がれた
「瑠愛…?」
「颯…」
「なに?」
「好きだよ…」
「うん…オレも…」
瑠愛が目を閉じた
ーーー
まだタイミングがぎこちない
「颯、1ヶ月記念だね…」
「うん、瑠愛ありがと
オレの彼女になってくれて…」
「颯、これからも、よろしくね
…
記念日じゃなくても
キスしたい時は、してね…」
「うん…」
「私もしたくなったらするから
颯もしてね!」
「うん…」
「でも颯がしたくないなら
無理にしなくても…」
「瑠愛…したいの?」
「ん?」
「キスしたいの?」
「ん?…ぅん…
…
でも、颯が…」
ーーー
言い訳をする瑠愛がかわいくて
キスした
「したいよ…オレも…
…
瑠愛がかわいくて…
いつも我慢してた」
「今度は、我慢しないでね!」
「うん…好き…瑠愛…」
ーーー
ーーー
ーーーーー
昨日より
いっぱいキスした
瑠愛
どこまでいいの?
我慢しなかったら
オレ…
理性なくなるけど…



