「永野さん、帰る? 午後から、用事ある?」 「ん? 用事ないよ いてもいいの?」 「うん… オレの部屋クーラー付いてるから 先に行ってて…」 「うん!」 奏にも言ってない 永野さんがオレの彼女になったこと 傑には 彼女になったその日に電話した どぉしたらいいかわからなかったのと きっと傑も永野さんのこと好きだったから… 傑には隠しておきたくなかった 親友だから