オレにしか、触らせるな!


「昨日は傘ありがとう
傘立てに入れておいたよ」



休み時間

ひとりで本を読んでる棒くんに話し掛けた



「…」



やっぱり


無視されるとは思ってた



『昨日は傘ありがとうÜ
それから心配してくれてありがとうÜ

私は大丈夫だよ
気にしなくていいよ!

棒くんは大丈夫だった?
カゼひかなかった?』



予め無視される予想ができてたから

書いておいたメモを小さくたたんで

机の隅に黙って置いた



「瑠愛!トイレ行かない?」



「あ、うん!行く!」