オレにしか、触らせるな!


「はい…」



アレ…

布団じゃなくて

渉香だった



「すごい雨だった…
アレ?傑くん髪濡れてる
もしかして散歩行ってきた?」



「いや…寝癖直した」



「だよね…
こんな日どこも行かないよね」



渉香が笑った



もぉ来ないと思ってた渉香が

目の前で笑ってる



抱きしめたくなった



「傑くん、出掛ける予定だった?」



いや…渉香待ってた



「ぜんぜん…予定なんてないけど…
渉香は?
なんか用?
あ、よかったら寄ってく?
コーヒーでも飲んでく?」



必死じゃん

オレ



「うん、おじゃまします」



渉香は素直に頷いた