オレにしか、触らせるな!


「おはよ」



「…ん?
アレ…私…
今日って何曜日?」



「土曜」



「え、朝?
寝ちゃったかな?私」



「うん、寝ちゃった
起こした方が良かった?
今日、デートとかあった?」



「…ないよ、そんなの…」



「いつでも好きな時に帰ってよ」



「うん…」



渉香が起き上がって髪を整えた



「傑くん、寝れた?」



「うん、オレはちゃんとベッドで寝たよ」



「ごめんね…
迷惑かけて…

帰るね」



「うん…」



「もぉ忘れたから
また来てもいい?」



悪びれ無い様子で渉香は言った