————違うと言えたら、誤解が解けたら、私を信じてくれたなら、何かが変わったのかな。
「行ってきまーす」
玄関を出て、歩きながら空を見上げた。
美しすぎる青空に、感情が込み上げる。
あの時素直になれていたら、何かが違ったかもしれない。どうするのが正解だったのかな…
「つばきー!おはー!サッカー部の試合って朝早すぎない!?ちょー眠いんだけどぉ〜!」
「おはよう!ほんと、早くてびっくり!」
永斗に誘われたサッカー部の試合を見にやってきた私たちは、会場で席に着く。永斗と仲良くなってから、初めて永斗がサッカーをしているところを見る。
「てゆーか、うちのサッカー部って何気にめっちゃ強いらしいよ!永斗1年なのにすごいね!サッカーだけは認めるわ〜!あはは」
萌子の発言に頷きながら、対戦相手側の席を見ると、女の子がたくさんいた。
「向こうは女の子多いね」
「ほんとだー!イケメンいるんじゃない!?」
