-恋の結末を-

「つばきおはよ〜」
「おはよぉ萌子!今日1時間目なんだっけ?」
「文化祭の準備!」
「あ!そうだそうだ!もうそんな季節なんだね!」


9月。
あっという間に秋がやってきた。



「9月までで何人告られた?」
萌子が面白そうに聞いてくる。


ありがたいことに、たくさんの人が私に想いを伝えてくれた。私のどこがいいのかな。誤解も、好きも、伝えられない、こんな私の…どこがいいんだろう。



「藤坂〜!はいこれ!プリント!」
「あ、ありがとう」
クラスの人気者、三浦永斗(えいと)。
サッカーの推薦で入学した彼は、入学当初からモテモテだったが、席が近くなったことで、仲良くなった。
永斗は、私を特別扱いしない。
可愛いと言わない。
そこが気楽で、仲良くなれたんだろう。


「あっ、永斗いいじゃん!ねーつばき!お似合いだよ!美男美女〜!」
「もぉ〜萌子はすぐあたしを誰かとくっつけるんだから〜!」
「あははは!ごめんごめん!」


萌子とのこの平和なやり取りが、本当に居心地がよくて、ふんわりした時間が流れる。


「1年前の今頃は、どん底だったな…」
「なんか言った〜?つばき?」
「ううん、何でもなぁ〜い!」