-恋の結末を-


ずっと、この日が来てほしかった。
ずっとずっと、広と話せる日を、待っていたのに。


走り出した足が、止まらない。



「つばき!どうした!?そんなに走って!」
「萌子……」

萌子の顔を見た瞬間、安心感で涙が溢れ出す。
そして、広との過去を、全て萌子に話した。




「そっかぁ……そんなことがあったんだね」
「ずっと言えなくて、ごめんね……」
「何で謝るの!?話してくれてありがとうだよ!?私はいつだってつばきの味方だから」



人を信じること、人に悩みを打ち明けること、それがこんなに幸せだとは思わなかった。萌子が教えてくれた、友情の素晴らしさに、更に涙が溢れ出した。



「おい広!何してんだよこんなとこで!」
「永斗、ごめんな呼び出して」

広は、永斗を屋上に呼んだ。


「俺さ、つばきと話したくて来たんだ」
「え?」
「もう触るなよ」
「はぁ?」
「つばきに、触るなって言ってんだよ。俺のつばきにな」