-文化祭2日目-
「よ〜し!今日も売るぞ〜!!」
「うん!!頑張ろう!!目指せ記録更新!!」
みんながやる気満々。
クラスの雰囲気はきっとどのクラスよりも良い。
青春を感じられるこの瞬間を大切に噛み締める。
————私にもこんな日が来るって、あの時の私に教えてあげたい。辛いのは今だけだよって。
「つっばき〜!またお呼び出しよ〜ん!」
萌子が笑顔で走ってきた。
呼び出され、想いを伝えてくれる。
それは、本当に勇気がいるだろうと思う。
感謝の気持ちはあるものの、良くも悪くも、広のことが頭から離れない私には、まだまだ恋愛というものはできない状態にあった。
「突然ごめんね。俺、つばきちゃ……」
告白の言葉の途中、また肩が震えた。
「ねぇ今日さ、広くん来てるっぽいよ!」
「え!?広くんてあの?何高だっけ?かっこいいよねぇ〜」
「誰かと友達なのかなぁ?」
そんな会話が聞こえたからだ。
「ごめんなさい!」
私は頭を下げ、走って教室へ向かった。
