「いやあモテモテだねえ」と仁愛を突っつくと。 頬を膨らませて何かを言われた気がした。 だけどか細いソプラノは野太い悲鳴とタイミング悪く重なって。 「ごめん何か言った?」と聞くと。 「な、なんでもない!」と顔を逸らされてしまった。.....いささか謎である。 ーー ーーーー 「椿だってそこらの男子よりずっとカッコいいのに.....」という拗ねたように言う仁愛の呟きは、ざわめきにかき消されて私に届くことはなかった。 ーーーーーーー