キミと、光さす方へ

☆☆☆

烈と連絡が取れたあたしたちは、放課後待ち合わせをすることにした。


自分から烈を呼び出すような時が来るなんて、今まで考えたこともなかった。


あたしと烈では生きている世界が違いすぎる。


泉と2人で約束のファミレスに到着したとき、烈はすでに4人席に座ってドリンクを飲んでいた。


長い足を組んで窓の外を見ているだけなのに、その存在感に圧倒されそうになってしまう。


あたしと泉は手を握り合い、烈に近づいた。


「れ、烈」


声をかけると、烈が窓からこちらへと視線を向けた。


「おう。遊園地以来だな」


意外にも烈は人懐っこい笑顔を浮かべてそう言った。


あたしはホッとして烈の前の席に、泉とともに腰をおろした。


「お前らから連絡が来るなんてビックリした」


そう言う烈はどこか楽しそうに笑っている。


「そうだよね……」


あたしは目のやり場に困って、なんとなくうつむいてしまう。


こうして面と向かって烈と会話したことなんて1度もない。