キミと、光さす方へ

勇人の方にも松本くんからの連絡はないようで、本当に気になって仕方ないのだ。


そんなあたしを見て泉は小さく息を吐きだした。


「もしかしてあたし勘違いしてたのかも」


突然そんなことを言い出した泉にあたしは首をかしげる。


「勘違い?」


「うん。いや、別にいいんだけどね」


1人でぶつぶつと呟き、うんうんと頷いている。


泉が何を勘違いして、なにに納得したのかわからないまま、あたしの視線はまたスマホに向かった。


「ねぇ、そんなに気になるなら自分から連絡してみたら?」


相変わらず泉はもっともなことを言う。


あたしはウッと返事に詰まってしまった。


「そうだけど……」


わかっているけれど、なかなかできないから困っていたのだ。


昨日松本くんからあのメッセージを貰ってから、返事もしていない。


「あたし、松本くんのことに首を突っ込むなって言ったけど、もう手遅れでしょう?」


「そう……だね」


あたしは情けなく返事をする。