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結局、勇人と2人で帰るという目的は中途半端なままで終わってしまった。
病院から出てきたあたしたちは先生に送ってもらうことになって、会話らしい会話はないまま戻ってきてしまった。
「ありがとうございました」
運転席の先生にお礼を言って玄関を開けると、すぐに両親が出迎えてくれた。
先生から連絡があったようで、心配してくれていたみたいだ。
「その友達は大丈夫なの?」
「うん。明日もう1度検査をして、大丈夫なら退院するらしいよ」
夕食の席を囲みながらあたしは言った。
頭に包帯を巻いていた松本くんは見た目は痛々しかったけれど、しっかりと受け答えもできていた。
「それなら良かった。どうしてそんなことに巻き込まれたんだろうなぁ」
お父さんは神妙な表情になって言う。
烈のことや松本くんの詳細についてはなにも教えていないから、疑問を感じてもおかしくなかった。
「そうよね。その被害に遭った子、なにか問題があるんじゃ」
思わず、と言った様子でお母さんが口にする。
あたしはハンバーグへ伸ばしていた箸を止めてしまった。
両親が心配するのも無理はない。
結局、勇人と2人で帰るという目的は中途半端なままで終わってしまった。
病院から出てきたあたしたちは先生に送ってもらうことになって、会話らしい会話はないまま戻ってきてしまった。
「ありがとうございました」
運転席の先生にお礼を言って玄関を開けると、すぐに両親が出迎えてくれた。
先生から連絡があったようで、心配してくれていたみたいだ。
「その友達は大丈夫なの?」
「うん。明日もう1度検査をして、大丈夫なら退院するらしいよ」
夕食の席を囲みながらあたしは言った。
頭に包帯を巻いていた松本くんは見た目は痛々しかったけれど、しっかりと受け答えもできていた。
「それなら良かった。どうしてそんなことに巻き込まれたんだろうなぁ」
お父さんは神妙な表情になって言う。
烈のことや松本くんの詳細についてはなにも教えていないから、疑問を感じてもおかしくなかった。
「そうよね。その被害に遭った子、なにか問題があるんじゃ」
思わず、と言った様子でお母さんが口にする。
あたしはハンバーグへ伸ばしていた箸を止めてしまった。
両親が心配するのも無理はない。



