キミと、光さす方へ

「探すって、俺を?」


「当たり前だろ。校門で烈と一緒にいるのを見て、ヤバイかなって思ったんだ」


「あぁ、見てたのか」


松本くんはようやく納得したように頷いた。


「学校の先生が来たからびっくりした」


「先生にも俺たちから伝えたんだ。だから来てくれたんだと思う」


「そっか」


松本くんはけだるそうにあくびをする。


「お前、親は?」


「まだ仕事」


勇人は言葉を選ぶように天井へ視線を向けた。


そしてゆっくりと松本くんへ視線を戻す。


「烈にやられたのか?」


「あぁ。しつこいね、あの人」


痛いはずなのに、松本くんはなんでもないように言う。


「あまりにしつこいから逃げたんだけど、追いかけてきた」


思い出しておかしそうに顔を歪める。


それでやられたんだ。


きっと松本くんは烈に暴力を振るわれても抵抗はしなかったのだろう。