キミと、光さす方へ

☆☆☆

それからあたしと勇人はもう1度松本くんの家を訪れた。


しかし、やはり人がいる気配は感じられない。


松本くんも、松本くんのお母さんもまだ戻ってきていないみたいだ。


それから街へ戻ると高校生が遊びそうな場所を回ることになった。


駅の近くのカラオケ屋。


ボーリング場にゲームセンター。


ショッピングモールにも顔を出してみる。


しかしどこにも松本くんの姿はない。


1時間ほどうろうろしていい加減足が疲れてきた時、勇人がそれに感づいたようにファミレスへと入って行った。


「ちょっと休憩しよう」


そう言ってドリンクバーで温かい飲み物を取ってきて、ホッと息を吐きだした。


そこはもう随分と暗くなっている。


こんな中で松本くんを探すのは大変な作業だ。