何度でも君に好きが届くその瞬間まで

「今さらだろ?今までだって何度もフラれてきたけど、何度も告白してきただろ?」

そうだよなあ

最初は目も見てくれなかったんだよね

冷たく何度も追い払われてたなあ


「それに、あいつの親友の俺が言うんだから
 大丈夫だよ」

そう言って優しく撫でてくれる先輩



じわっと暖かさがしみてくる


本当にこれでいいの?


こんな最後でいいの?


九条先輩と話さなくなってから何度も自分に聞いていた



だから、もし、如月先輩の言うことか本当なら

九条先輩は本当に幸せだった?


私に出来ること…



「…私、九条先輩と話してきますね」


「うん、ありがとう」


あ、でも、ひとつ気になることが

「九条先輩と月野先輩との関係って…?」

何だか未だに掴めない、二人の関係

付き合ってるんじゃないなら、一体?


「それは、直接湊に聞いておいで?」

優しく笑う先輩

本人のことはきちんとその人から聞かないとね

「如月先輩、ありがとうございました」

「ああ、裕、でいいよ、もうチャラくないって分かってくれたんだろ?」

意地悪く笑う先輩

「本当にすみませんでした、裕先輩!」

「頑張ってー」

裕先輩の声を聞きながら

私は大好きなあの人の所へ走り出した