♡♡♡
「羽華!」
朝、生徒玄関に着くと
樹先輩が待っていてくれた
「先輩!昨日は置いて行ってしまってごめんなさいっ」
本当に最悪だよ
あんな、よくわからない雰囲気のところに
一人で置いてきてしまって…
「それは、大丈夫だよ、羽華こそ…」
「私も!大丈夫ですよ」
「ほんとに?」
先輩は、本当に心配してくれているみたいで
険しい顔をしている
つくづく申し訳ない
「今日、ちゃんと話そうと思って」
「……そっか」
じゃあ、といって、教室に行こうと思ったんだけど
「あのさ、余計な事かもなんどけどさ、」
先輩は、髪をさわりながら言いにくそうに
話してくれた
「昨日、羽華が帰ってから、本当は九条、すぐに追いかけようとしてたんだよ、だけど月野が、『あの子、なんだね、知ってたけど』つって、九条のこと、引き止めたんだよ」
私はただ聞いていることしか出来なかった
「そしたら、九条、『お前には関係ない』て
すげー怖い声で言って、月野置いて帰った
んだよ」
「え?」
帰った?
彼女かもしれない人を?
結構あの時暗かったんだけど…
「俺も良くわかんないけどさ、あいつの言い訳聞いてやってもいいと思ってさ」
「ありがとうございます…」
「羽華!」
朝、生徒玄関に着くと
樹先輩が待っていてくれた
「先輩!昨日は置いて行ってしまってごめんなさいっ」
本当に最悪だよ
あんな、よくわからない雰囲気のところに
一人で置いてきてしまって…
「それは、大丈夫だよ、羽華こそ…」
「私も!大丈夫ですよ」
「ほんとに?」
先輩は、本当に心配してくれているみたいで
険しい顔をしている
つくづく申し訳ない
「今日、ちゃんと話そうと思って」
「……そっか」
じゃあ、といって、教室に行こうと思ったんだけど
「あのさ、余計な事かもなんどけどさ、」
先輩は、髪をさわりながら言いにくそうに
話してくれた
「昨日、羽華が帰ってから、本当は九条、すぐに追いかけようとしてたんだよ、だけど月野が、『あの子、なんだね、知ってたけど』つって、九条のこと、引き止めたんだよ」
私はただ聞いていることしか出来なかった
「そしたら、九条、『お前には関係ない』て
すげー怖い声で言って、月野置いて帰った
んだよ」
「え?」
帰った?
彼女かもしれない人を?
結構あの時暗かったんだけど…
「俺も良くわかんないけどさ、あいつの言い訳聞いてやってもいいと思ってさ」
「ありがとうございます…」