……離れるなんて許さない


そう言って、今すぐ駆け寄りたい



好きなんだって、早く


伝えたい


俺の幸せ、最後まで隣で見てくれるんでしょ?

なのに、離れないでよ



最後まで笑顔だった羽華は、最後に


焦る俺の気持ちと真逆の溢れんばかりの笑顔と、



一筋、涙を落として




教室から消えた