何度でも君に好きが届くその瞬間まで

裕先輩がこんな子供っぽいイタズラするなんて…すっかり湊先輩の顔が落ち込んでるよ

その隣でご機嫌で鼻歌なんて歌っている
悪魔だよ、湊先輩がかわいそう!

納豆のサンドイッチってなに!?どこで見つけてきたんだろう!

先輩から袋をもらって中身を見ていたんだけど、どれも美味しくなさそう…

ぱっと、袋が湊先輩に取られる

袋から納豆のサンドイッチを取り出した先輩

え!?もしかして食べるの!

私が変わりに何か買ってきますよっ!そう言おうと先輩にてを伸ばしたとき



「ムガッ!?!」



「どう?おいしい?」




目をつむって、鼻歌を歌っていた裕先輩の口に結構な勢いで納豆のサンドイッチを詰め込んだ湊先輩


「まっじぃ!!」

ゲホゲホしながら、持っていた水を一気に飲み干した裕先輩

わあ、息、臭くなりそうだな

涙目になって湊先輩を睨んでいるので、相当おいしくなかったんだろう


「まだ、他のも残ってるよ、ちゃんと食べなよ?せっかく買ってきたんだから」

「ごめんって!ちょっ、もう無理だって!まじでっ」

逃げている裕先輩の肩をしっかり掴んで、残りの二つも食べさせようとしている

「洸っ!洸も食べてくれるよなっ?食べたいよねっ?」

「食べるわけないだろっ、そんなもの食べたら腹壊すに決まってるだろ!」

途中、洸君に食べさせようと必死だったけど、失敗した裕先輩は、結局すべて一人で食べさせられた


「湊先輩、お腹空いてないんですか?」

「食べるのめんどくさくなった」

ベンチに横たわって、洸君にいじられている裕先輩のことなんてもう忘れたように、またウトウトし始める無気力王子


「合同授業、楽しみましょうね!」

「静かにして」


暑くなってきたグラウンド

今日も冷たい大好きな先輩の隣

合同授業はスタートした