「九条っ!!!!」
ドカッと音がしたと思ったら、先輩は私を抱きしめたまま横にずれると、後ろにあった木が思い切り蹴られた
「邪魔しないでくれる?」
「黙れよ!セクハラ王子っ早く羽華から離れろ!!」
鼻息荒く、先輩につかみかかっているのは洸君
珍しく寝坊した洸君は私に先に行っててと言っていたので今日は別々の登校だった
バス間に合ってよかったねえ
呑気な事を考えていたら、グイッと右腕を引っ張られる
「羽華っ、こっちおいで?セクハラ癖うつっちゃうから!」
「羽華はもうストーカー癖ついてるから、君こそ離れた方がいいんじゃない?」
「あ?ストーカーされてるからって調子のるなよ!」
「羨ましいの?ストーカーされたいとか、欲求不満なんだね」
右腕は洸君に引っ張られているんどけど、先輩には腰に腕を回されて足で挟まれているから全く動かない
そんなに騒がなくても…
「おいで?洸君も先輩に抱きしめてほしいだけだよね?」
「「…………」」
あれ?二人で楽しそうに話してたから、湊先輩と仲良くしたかったんじゃないの?
二人の顔をキョロキョロ見ていたら、洸君が私の横に静かに座る
「羽華?頭おかしいのかな?うん、そこも好きだけどね」
ニコニコしながら腕にすり寄ってくる
可愛いなあ
先輩は私を足に挟さんだまま、私の肩に頭を乗せて寝ている様子
「あれ?裕はいないの?」
「あ、そういえば裕先輩は?」
洸君に言われるまで気づかなかった
いつも、湊先輩と一緒なのに今日は一度も見ていない
湊先輩をここで発見した時には、先輩は一人でここに寝ていた
肩で寝ている先輩のつむじをつついて起こす
「つつくな」
「先輩、裕先輩は?ナンパに行ってるんですか?」
「あー、俺の朝ごはん店に買いに行ってもらってる」
「……」
「パシリかよ」
裕先輩もなんだかんだ言って湊先輩に甘いんだよね、保護者かな?
「湊ー、寂しくないかったかー?あ!羽華ちゃん!と、洸じゃん!」
タイミングよく裕先輩が戻ってきた
手にはなんだか朝ごはんだけには見えないパンパンの袋を下げている
「どーぞ?湊の好きなもんばっか入ってっからな」
「ん、ありがと」
湊先輩、お礼言えたんだ
裕先輩も優しいなあ
表情はあまり変わらなかったけど、どこか嬉しそうに袋をあさる先輩
あさってたんだけど…
「……裕」
「なあに」
湊先輩のとなりに座っている裕先輩は笑顔で答える
笑顔、なんだけど、どこかいつもと違って、ニタニタと意地悪な雰囲気
どうしたんだろう?
「納豆のサンドイッチ」
「うん」
「苺おにぎり」
「うん」
「マヨネーズ牛乳」
「素敵な響きだな」
思い切り不機嫌な顔で睨まれているのに、嬉しそうに湊先輩を見つめている
「どこか、俺の好きなものなわけ?」
「んー、しょうがないよな!パシリに俺を使ったんだから!案外食ったら美味しいかもよ?」
頭の後ろに腕を組んで木に寄りかかって片目だけ開けてこちらを見て笑っている
ドカッと音がしたと思ったら、先輩は私を抱きしめたまま横にずれると、後ろにあった木が思い切り蹴られた
「邪魔しないでくれる?」
「黙れよ!セクハラ王子っ早く羽華から離れろ!!」
鼻息荒く、先輩につかみかかっているのは洸君
珍しく寝坊した洸君は私に先に行っててと言っていたので今日は別々の登校だった
バス間に合ってよかったねえ
呑気な事を考えていたら、グイッと右腕を引っ張られる
「羽華っ、こっちおいで?セクハラ癖うつっちゃうから!」
「羽華はもうストーカー癖ついてるから、君こそ離れた方がいいんじゃない?」
「あ?ストーカーされてるからって調子のるなよ!」
「羨ましいの?ストーカーされたいとか、欲求不満なんだね」
右腕は洸君に引っ張られているんどけど、先輩には腰に腕を回されて足で挟まれているから全く動かない
そんなに騒がなくても…
「おいで?洸君も先輩に抱きしめてほしいだけだよね?」
「「…………」」
あれ?二人で楽しそうに話してたから、湊先輩と仲良くしたかったんじゃないの?
二人の顔をキョロキョロ見ていたら、洸君が私の横に静かに座る
「羽華?頭おかしいのかな?うん、そこも好きだけどね」
ニコニコしながら腕にすり寄ってくる
可愛いなあ
先輩は私を足に挟さんだまま、私の肩に頭を乗せて寝ている様子
「あれ?裕はいないの?」
「あ、そういえば裕先輩は?」
洸君に言われるまで気づかなかった
いつも、湊先輩と一緒なのに今日は一度も見ていない
湊先輩をここで発見した時には、先輩は一人でここに寝ていた
肩で寝ている先輩のつむじをつついて起こす
「つつくな」
「先輩、裕先輩は?ナンパに行ってるんですか?」
「あー、俺の朝ごはん店に買いに行ってもらってる」
「……」
「パシリかよ」
裕先輩もなんだかんだ言って湊先輩に甘いんだよね、保護者かな?
「湊ー、寂しくないかったかー?あ!羽華ちゃん!と、洸じゃん!」
タイミングよく裕先輩が戻ってきた
手にはなんだか朝ごはんだけには見えないパンパンの袋を下げている
「どーぞ?湊の好きなもんばっか入ってっからな」
「ん、ありがと」
湊先輩、お礼言えたんだ
裕先輩も優しいなあ
表情はあまり変わらなかったけど、どこか嬉しそうに袋をあさる先輩
あさってたんだけど…
「……裕」
「なあに」
湊先輩のとなりに座っている裕先輩は笑顔で答える
笑顔、なんだけど、どこかいつもと違って、ニタニタと意地悪な雰囲気
どうしたんだろう?
「納豆のサンドイッチ」
「うん」
「苺おにぎり」
「うん」
「マヨネーズ牛乳」
「素敵な響きだな」
思い切り不機嫌な顔で睨まれているのに、嬉しそうに湊先輩を見つめている
「どこか、俺の好きなものなわけ?」
「んー、しょうがないよな!パシリに俺を使ったんだから!案外食ったら美味しいかもよ?」
頭の後ろに腕を組んで木に寄りかかって片目だけ開けてこちらを見て笑っている

