月野先輩の件が解決して、夏真っ盛りのこの頃
今日も太陽は眩しくて、普段なら暑くて皆、ぐったりしてるんだけど、学校の雰囲気はなんだか騒がしい

理由は…

「合同授業!!」

「うるさいよ」

私も騒がしいうちの一人で、朝から湊先輩に階段からダイブして、怒られた

「めんどくさい…休みたい」

「そんなこと言ってるから、老けるんですよ」

「そーだそーだ!だから、九条は羽華から離れろっジジくせーのが、移るっ」

「羽華がくっついてくるだけ」

「はい!その通りです!」

「羽華、俺は?俺の事はほっとくの?」

気温が高いから、屋上ではなく、日陰のある裏庭でおしゃべりしている

「俺も楽しみだなー、最終日は海だしね?羽華ちゃんの水着楽しみだなー」

「裕先輩、そういうところですよ、チャラいの」

「は!?これぐらい年頃の男子だったら、普通だろっ、なあ、湊!」

「貧相なからだ見ても興奮しない」

「ちょっ、私の事ですか!?」

私達が楽しみにしているのは、うちの学校の特別科のみにある、夏の合同授業のこと

その名通り、一週間みっちり勉強させられる
もう、涙でるくらい…去年の事を思い出すと寒気がする

だけど、それさえ耐えれば、最終日には、水族館や海に行けるの!

場所も、海に近いあながち別荘みたいな大きなログハウスみたいな所で行われていて、雰囲気はおしゃれな所だから、厳しい勉強があっても生徒からは人気があったりする