何度でも君に好きが届くその瞬間まで

♡♡♡

学校から離れてしばらくたった頃

人通りが少なくなるいつもの場所

家に帰るにはどうしてもここを通らなくちゃいけない



あ、まただ


いつもこの辺りから視線を感じる


でも、今日はいつもより近くに感じる気がする

最近は洸君と帰ってたからか、視線を感じることは少なくなってたんどけどなあ

けど、一人になると廊下でもたまに見られてるなって思う

バッと、振り替える
いない、のもいつもと同じ


怖い


やっぱり、洸君の事待ってればよかったなあ


早足になりながら人通りの多い道を目指す

辺りはまだ明るいから少し安心してた




それがいけなかった






グッ



「やっ!?」



突然だった

道から外れて狭い壁と壁の間に引きずられた