「……は?」


「えっと、来ちゃいました…」


そこには、驚いた顔をした先輩がいた

窓の近くに椅子を置いて座っていた
外を眺めていたみたいで窓枠に肘をついてこちらを見ている


「先輩、今は英語の時間ですよ?サボってていいんですか?」

「……ああ」

あれ?何だかいつも以上に声に覇気が感じられないような?

「何かありましたか?」

ゆっくり先輩に近づく