♡♡♡

静まり返った廊下

授業中だから、当たり前だけど、いつもは休み時間の間に先輩の所に着くから、いつもより静かに感じてしまう

なるべく足音をたてないように早足で廊下を走り抜ける


旧校舎に入ればより静けさは増す

ぎしっ、と軋む床

先輩いるかな?

把握している時間割りでは本当は今の時間いないんだよなあ…

もしも、の可能性にかけて来てみたけど、これでもし会えなかったら今度はいつ来れるかわからない

それぐらい洸君は私に付きっきりだから…

あー、悪いことしたなあ
後で洸君に謝ろう


考え事をしていたらいつの間にかお目当ての場所に着いていた

いますようにっ

半分諦めの気持ちもあるけど、お願いっ


ガラッと勢いよく開けた扉の先