♡♡♡
「もっと早く起こしてよ」
「先輩の寝顔を堪能してたらいつの間にか暗くなってたんですよ」
「はあ、早く帰ろ」
「置いていかないでください!」
抱きつかれたまま寝ている先輩を眺めていたらいつの間にか外が暗くなってて、ふいに起きた先輩にめちゃめちゃ怒られた
「久しぶりですね、二人で帰るの」
「んー」
「手、繋ぎます?」
「臭そうだから、やだ」
「な!フローラルですよ!」
大きな声で喋りながら並んで歩いていたら、あっという間に玄関についた
「先輩、靴取ってくるんで、置いていかないで下さいね!」
「わかんない」
本当に置いていかれそうなので、急いで靴を取りに行く
「お待たせしましたー」
「遅い」
そう言いながら、ちゃんと二年生の玄関まで迎えにきてくれる優しい先輩
ふふっとにやけていたら
「はい」
「はい?」
目の前に差し出された手
えっと…
「繋ぐんでしょ」
あー、この人は本当に
「先輩の手、冷たい」
「羽華と違って大人なんじゃん?」
「お子さま体温って言いたいんですね、私の事」
きゅっと先輩の手を握る
これじゃあ、付き合ってるみたいだよ
きっと人がいないから繋いでくれたんだね
それでもいいや
嬉しくて繋いだ手をブンブンふって二人で歩いていたら
「……羽華?」
「へ?」
学校の校門の壁の所に立ってこちらを見ていたのは、
「洸君?」
隣にいる先輩も歩くのを止めて洸君を見ている
「まだ、帰ってなかったの?」
「……うん」
あれ?何か元気ない?
洸君に近寄ろうと一歩前に出る
けど、
グイッ
「誰?」
あ、そうだ先輩と手繋いでたんだ
私の手を引いて、離してくれない湊先輩
ん?洸君が元気ないのって私のせいじゃないの?!今日告白した相手が知らない人と手を繋いでたらそりゃ落ち込むよね!
わー!最低じゃん、私っ
先輩とも離れたくないけど、洸君をほっとくわけにもいかないよねっ
「もっと早く起こしてよ」
「先輩の寝顔を堪能してたらいつの間にか暗くなってたんですよ」
「はあ、早く帰ろ」
「置いていかないでください!」
抱きつかれたまま寝ている先輩を眺めていたらいつの間にか外が暗くなってて、ふいに起きた先輩にめちゃめちゃ怒られた
「久しぶりですね、二人で帰るの」
「んー」
「手、繋ぎます?」
「臭そうだから、やだ」
「な!フローラルですよ!」
大きな声で喋りながら並んで歩いていたら、あっという間に玄関についた
「先輩、靴取ってくるんで、置いていかないで下さいね!」
「わかんない」
本当に置いていかれそうなので、急いで靴を取りに行く
「お待たせしましたー」
「遅い」
そう言いながら、ちゃんと二年生の玄関まで迎えにきてくれる優しい先輩
ふふっとにやけていたら
「はい」
「はい?」
目の前に差し出された手
えっと…
「繋ぐんでしょ」
あー、この人は本当に
「先輩の手、冷たい」
「羽華と違って大人なんじゃん?」
「お子さま体温って言いたいんですね、私の事」
きゅっと先輩の手を握る
これじゃあ、付き合ってるみたいだよ
きっと人がいないから繋いでくれたんだね
それでもいいや
嬉しくて繋いだ手をブンブンふって二人で歩いていたら
「……羽華?」
「へ?」
学校の校門の壁の所に立ってこちらを見ていたのは、
「洸君?」
隣にいる先輩も歩くのを止めて洸君を見ている
「まだ、帰ってなかったの?」
「……うん」
あれ?何か元気ない?
洸君に近寄ろうと一歩前に出る
けど、
グイッ
「誰?」
あ、そうだ先輩と手繋いでたんだ
私の手を引いて、離してくれない湊先輩
ん?洸君が元気ないのって私のせいじゃないの?!今日告白した相手が知らない人と手を繋いでたらそりゃ落ち込むよね!
わー!最低じゃん、私っ
先輩とも離れたくないけど、洸君をほっとくわけにもいかないよねっ

