何度でも君に好きが届くその瞬間まで

♡♡♡

お昼休み、菜留と洸君と机をくっつけてご飯を食べているんだけど…あー、周りの視線が痛い

『何だ、君たち友達なんだねえ』先生はそう言って私と洸君を、隣の席にしてくれた

嬉しい、嬉しいけど、


「あのね、洸君!ごめんね?決して忘れてたわけじゃなくてっ!」

「あー、うん、ずっと女の子だと思ってたんだね、うん、そっか!」

「ひひひっ、あんたらいつまでそんなこと言ってんの?」

変な笑い声が隣で聞こえるけど、今は注意している場合じゃなくてっ

朝、再会するまで、私が女の子って思ってたことがショックだったみたいで、

可愛らしいお顔をしかめっ面にして怒っている


「ごめんねっ、だってあの時は背も小さくて顔も幼かったしっ!」

「あー、確かに背が伸びたのは中学の時だからねー」