何度でも君に好きが届くその瞬間まで

♡♡♡

“こっちゃん”

私のお父さんが今の一軒家を頑張って立てる前に住んでいた、団地の向かいに住んでいた女の子、いや、男の子だったけど…

あの頃、私はちょうど地毛の色で、周りの子達からいじめられてて、ヒロがバスケの練習でいない時は、よく人の少ない公園で一人で遊んでた

そこでたまたま会ったのが、こっちゃんだった

こっちゃんも色素の薄いクリーム色の髪で、思わず綺麗って触ったら、めちゃめちゃ怒られた

こっちゃんも自分の髪の色を気にしてたみたいで、最初の頃は全く話してくれなくて

だけど初めて仲良くなりたいって、私と似てるって思った子だったから、何度も話しかけた


そしたら、だんだん話してくれるようになって

お互いの家で、お喋りしたり、お泊まりしたり、とにかく仲良くなった

だけど、小学校五年生の時にいなくなっちゃって、突然だったからすごく悲しかった

くりくりの大きな目、背もその時は小さくて
少し癖のある髪

本当に可愛い女の子



だと思ってた
今、再会するまでは