♡♡♡
「あー、疲れたー」
何だかいつもより騒がしい様子の教室
窓際の私の机で、菜留がグデンとしていた
「どうしたの?朝練?」
「そそ、珍しく朝練合ってさー、そしたらなんか、廊下にイケメンがいるって、水飲みに行ってた一年が騒ぎ出して、コーチに止めてこいって、怒られるわ、もーチョー疲れた」
バスケ部の菜留
イライラしながら、飴をガリガリ噛んでいる
イケメンは、お前らに興味ねーよっ、ブサ女
なんて、汚い暴言を吐き散らしながら
あれ?でも、イケメンって誰の事だろう
学校の王子、湊先輩は、私とギリギリまで一緒にいたし、裕先輩も、まっすぐ教室に向かってたと思ったんだけど、
「ねぇ、菜留、イケメンって、誰の事…」
「知らなーい、一年止めるのに必死だったから、羽華おいでー」
ぎゅうっと抱きつかれて頭を撫で回される
相当お疲れなんだね…
でも、うちの学校にあの二人以外に騒がれるイケメンなんていたかな?
んー、と頭を悩ませていたら
「あー、都先来たー、じゃあね」
都先こと、担任のおじいちゃん先生都本先生が来ると菜留は、自分の席に戻っていった
私も自分の席に着いて都本先生が朝の連絡をするのを待つ
都本先生は、ゆっくり、すごくゆっくり話すから、みんな先生が何を言っているのか大人しく、静かに耳を澄ませる
いつもなら
「え!?ちょ、都先の後ろ!」
「うお!イケメン…だけど、なんつーか、可愛くね?」
「誰!なんか、泣ける!」
ザワザワし始める教室
それもそうだよ、だって都本先生の後ろには
絵本から出てきたような美青年が立っていたから
騒がしい教室を無視して、先生は、教壇に立つ
自然と静まり返る教室
皆、先生の言葉を待つ
「えー……っとねえ、こんな、時期に驚くと思うんだがぁ、転入生だ、これ、ね、はい、自己紹介」
視線が美青年に移る
色素の薄いクリーム色の髪、陶器のような肌
形の整ったクリっとした男の子にしては大きな綺麗な瞳は、髪の毛と同じように茶色、でも、背や体格は男の子でスラッとした体型はモデルのよう
全体的に何だか神秘的な雰囲気だなあ
かっこいい、けど、どちらかと言うと可愛い?
どちらにせよ、湊先輩にしか、興味のない私は転入生の自己紹介にぼーっと、耳を傾ける
「あー、疲れたー」
何だかいつもより騒がしい様子の教室
窓際の私の机で、菜留がグデンとしていた
「どうしたの?朝練?」
「そそ、珍しく朝練合ってさー、そしたらなんか、廊下にイケメンがいるって、水飲みに行ってた一年が騒ぎ出して、コーチに止めてこいって、怒られるわ、もーチョー疲れた」
バスケ部の菜留
イライラしながら、飴をガリガリ噛んでいる
イケメンは、お前らに興味ねーよっ、ブサ女
なんて、汚い暴言を吐き散らしながら
あれ?でも、イケメンって誰の事だろう
学校の王子、湊先輩は、私とギリギリまで一緒にいたし、裕先輩も、まっすぐ教室に向かってたと思ったんだけど、
「ねぇ、菜留、イケメンって、誰の事…」
「知らなーい、一年止めるのに必死だったから、羽華おいでー」
ぎゅうっと抱きつかれて頭を撫で回される
相当お疲れなんだね…
でも、うちの学校にあの二人以外に騒がれるイケメンなんていたかな?
んー、と頭を悩ませていたら
「あー、都先来たー、じゃあね」
都先こと、担任のおじいちゃん先生都本先生が来ると菜留は、自分の席に戻っていった
私も自分の席に着いて都本先生が朝の連絡をするのを待つ
都本先生は、ゆっくり、すごくゆっくり話すから、みんな先生が何を言っているのか大人しく、静かに耳を澄ませる
いつもなら
「え!?ちょ、都先の後ろ!」
「うお!イケメン…だけど、なんつーか、可愛くね?」
「誰!なんか、泣ける!」
ザワザワし始める教室
それもそうだよ、だって都本先生の後ろには
絵本から出てきたような美青年が立っていたから
騒がしい教室を無視して、先生は、教壇に立つ
自然と静まり返る教室
皆、先生の言葉を待つ
「えー……っとねえ、こんな、時期に驚くと思うんだがぁ、転入生だ、これ、ね、はい、自己紹介」
視線が美青年に移る
色素の薄いクリーム色の髪、陶器のような肌
形の整ったクリっとした男の子にしては大きな綺麗な瞳は、髪の毛と同じように茶色、でも、背や体格は男の子でスラッとした体型はモデルのよう
全体的に何だか神秘的な雰囲気だなあ
かっこいい、けど、どちらかと言うと可愛い?
どちらにせよ、湊先輩にしか、興味のない私は転入生の自己紹介にぼーっと、耳を傾ける