クシャクシャ



わっ、わあー!!!



なぜか、私の頭を撫でてくれる先輩



手は、そのまま顎のところまで優しく降りてきて、



…え!え?



唇にそっと手が添えられて



「アイス、ついてた」

ペロッ

「!!!!!」



もう、キャパオーバーです先輩


今日はファンサがすぎますよ


もう十分だけど、でも!!最後に私から、これだけはっ!!

「ううっ、九条先輩、好きです」


「顔、噴火しそうだよ」


そう言って、また楽しそうに笑う先輩


良かった、今もそんな風に笑うんですね


いつか見た、九条先輩の笑顔と変わらなくて、勝手に嬉しくなって、今日が特別な日になったのは私の中の秘密にした