何度でも君に好きが届くその瞬間まで

♡♡♡

「それで?」

「……とは?」

じとっと睨まれてしまう

怖い怖い

グラウンドへ救護に行っているだろう、保健室に先生はいなくて、

椅子に座らされた私は、先程から先輩に睨まれています

壁際の椅子に座ている私
その正面に座っている湊先輩

先輩は、長い足を組んで椅子に背を預け、目を細めてこちらを見ている

ああ、かっこいい

横から光が差して、先輩の黒髪をキラキラさせている、さっきまで走っていたからか、頬が少し赤く染まっている

写真に納めたい


「早く答えて」

「………」


そうでした

そんなこと考えている場合じゃなかったんです