♡♡♡
夏も本番になり、今日は太陽がとっても眩しい
上を見上げれば、クラクラしてしまう
絶好の体育祭日和!
人数の多いうちの学校
グラウンドもとてつもなく広くて、それでも人混みは、避けられない
開会式が終わって、クラスの待機席で、涼んでいたら
「羽華ー、次の玉入れかわろー」
ううっ、と泣きついてきたのは菜留
いつもはお姉さんなんだけど、運動はめんどくさいみたいで、去年も同じことを言ってたのを思い出す
「玉入れ楽しいよ?それに、一位のクラスは焼き肉じゃなかったっけ?」
「そうなんだよねー、それがなければ絶対休んでたのに」
学年一位のクラスには、学校が焼き肉を奢ってくれるらしい
人数が多いから、一人いなくてもばれないって
考える人が多いから、それを防ぐためみたい
「やだなー、あー、肌焼けるー」
私にくっつきながら、イヤーと叫んでいる
元気だなあ
突然、ん?と動くのをやめる菜留
「菜留?」
「……なんか熱くない?」
「うん、暑いよ?」
じゃなくてっ!いきなり叫んで、グイッとおでこや体を触ってくる
くすぐったいよ!
なんとか、菜留から離れると
「羽華、熱ない?」
熱
私が?
「うそ!!」
「や、ホントに、顔も赤いよ?」
あれ、本当だ
言われてみれば、なんだか、少しだるい
今まで気づかなかったって、本当にバカかも…
でも、私はリレーにも出るし、代わりにやりたいなんて人はいないだろうから…休めない
「大丈夫だよ、帰って休めばよくなるし」
「でも、保健室行った方が…」
心配そうに、顔を覗き込んでくれる
「でも、まだ動けるし、本当にやばくなったら行くね?」
「んー、うー、わかったよ、なんかあったらすぐ言ってよ?」
その時ちょうどアナウンスが流れてきて玉入れの選手が呼ばれ、菜留はイヤイヤ言いながら同じ競技の子につれていかれてしまった
今だけは、お姉さんには、見えないなあ
ふふっと、笑ってしまう
リレーは午後からだし、借り物競争までは少し時間があるから、少し休んでようかな
んー、でも、ここで横になったら心配されるかもだし、どこか日陰ないかなあ
ふっと、空を見上げて考える
あ、屋上
最近はすっかり、私の部屋みたいになってしまっていて、テントみたいな物も、置いてある
出番まで、ちょっとあそこで休もうかな
すくっと立ち上がって、屋上に向かった
夏も本番になり、今日は太陽がとっても眩しい
上を見上げれば、クラクラしてしまう
絶好の体育祭日和!
人数の多いうちの学校
グラウンドもとてつもなく広くて、それでも人混みは、避けられない
開会式が終わって、クラスの待機席で、涼んでいたら
「羽華ー、次の玉入れかわろー」
ううっ、と泣きついてきたのは菜留
いつもはお姉さんなんだけど、運動はめんどくさいみたいで、去年も同じことを言ってたのを思い出す
「玉入れ楽しいよ?それに、一位のクラスは焼き肉じゃなかったっけ?」
「そうなんだよねー、それがなければ絶対休んでたのに」
学年一位のクラスには、学校が焼き肉を奢ってくれるらしい
人数が多いから、一人いなくてもばれないって
考える人が多いから、それを防ぐためみたい
「やだなー、あー、肌焼けるー」
私にくっつきながら、イヤーと叫んでいる
元気だなあ
突然、ん?と動くのをやめる菜留
「菜留?」
「……なんか熱くない?」
「うん、暑いよ?」
じゃなくてっ!いきなり叫んで、グイッとおでこや体を触ってくる
くすぐったいよ!
なんとか、菜留から離れると
「羽華、熱ない?」
熱
私が?
「うそ!!」
「や、ホントに、顔も赤いよ?」
あれ、本当だ
言われてみれば、なんだか、少しだるい
今まで気づかなかったって、本当にバカかも…
でも、私はリレーにも出るし、代わりにやりたいなんて人はいないだろうから…休めない
「大丈夫だよ、帰って休めばよくなるし」
「でも、保健室行った方が…」
心配そうに、顔を覗き込んでくれる
「でも、まだ動けるし、本当にやばくなったら行くね?」
「んー、うー、わかったよ、なんかあったらすぐ言ってよ?」
その時ちょうどアナウンスが流れてきて玉入れの選手が呼ばれ、菜留はイヤイヤ言いながら同じ競技の子につれていかれてしまった
今だけは、お姉さんには、見えないなあ
ふふっと、笑ってしまう
リレーは午後からだし、借り物競争までは少し時間があるから、少し休んでようかな
んー、でも、ここで横になったら心配されるかもだし、どこか日陰ないかなあ
ふっと、空を見上げて考える
あ、屋上
最近はすっかり、私の部屋みたいになってしまっていて、テントみたいな物も、置いてある
出番まで、ちょっとあそこで休もうかな
すくっと立ち上がって、屋上に向かった

