♡♡♡
「…湊、先輩いますか?」
そーっと、ドアを開ける
寝てるかもしれないから
オレンジ色の教室
中を覗けば、窓枠に座って外を眺めている先輩がいた
夕焼けに髪が照らされて、黒髪が光って見える
横顔は光に照らし出されて、眩しそうに目を細めている
一枚の絵のように私の目に写る
その表情は、なんだか、寂しそうに見える
まるで、
誰かを想っているみたいに
胸が締め付けられる
描きたいな
私の絵に、足りない何か
でも、先輩に言ったらきっと許してくれないだろうから、内緒で、私はきっとあの絵を完成させよう
今のうちに目に焼き付けておく
先輩も、どこかに意識があるようでこちらに気づかない
それをいいことにしばらく見惚れてしまう
「…湊、先輩いますか?」
そーっと、ドアを開ける
寝てるかもしれないから
オレンジ色の教室
中を覗けば、窓枠に座って外を眺めている先輩がいた
夕焼けに髪が照らされて、黒髪が光って見える
横顔は光に照らし出されて、眩しそうに目を細めている
一枚の絵のように私の目に写る
その表情は、なんだか、寂しそうに見える
まるで、
誰かを想っているみたいに
胸が締め付けられる
描きたいな
私の絵に、足りない何か
でも、先輩に言ったらきっと許してくれないだろうから、内緒で、私はきっとあの絵を完成させよう
今のうちに目に焼き付けておく
先輩も、どこかに意識があるようでこちらに気づかない
それをいいことにしばらく見惚れてしまう

