しばらく続く沈黙
最初に動いたのは、月野先輩だった
「あー、羽華ちゃんだ!」
近寄ってくる月野先輩
それに続いて九条先輩も来る
続いてっていうか、引っ張られて
だって、九条先輩と月野先輩の手は
繋がっていたから
「羽華ちゃんは、樹くんと来てたんだー?」
ニコニコと話しかけてくれる月野先輩
なんだか、嫌だな
見せつけられてるみたいで
「え、もしかして!」
ぱっと、口元にてを寄せて驚いた表情になる
その時の月野先輩の顔はなんだか、意地悪に見えた気がした
「付き合ってるの?」
ニコッと今までで一番の笑顔で言う
違うって言いたかったけど
なぜかすぐに言えなかった
実際、付き合ってはいないけど、二人で来てたのは本当のことなんだし
状況としては、九条先輩達と変わらない
だけど
付き合ってないって前に九条先輩言ってたよね?
なのに、二人で手を繋いで歩いてる
あ、でも、私も同じか
九条先輩とも樹先輩とも手を繋いだわけだし
あれ、私って最低じゃない?
私こそ九条先輩のこと好きって言いながら、樹先輩と仲良くしてる
最低だよ
一瞬でいろんな事を考えていたら
皆私の事を見てるのに、何も言えなくなった
最初に動いたのは、月野先輩だった
「あー、羽華ちゃんだ!」
近寄ってくる月野先輩
それに続いて九条先輩も来る
続いてっていうか、引っ張られて
だって、九条先輩と月野先輩の手は
繋がっていたから
「羽華ちゃんは、樹くんと来てたんだー?」
ニコニコと話しかけてくれる月野先輩
なんだか、嫌だな
見せつけられてるみたいで
「え、もしかして!」
ぱっと、口元にてを寄せて驚いた表情になる
その時の月野先輩の顔はなんだか、意地悪に見えた気がした
「付き合ってるの?」
ニコッと今までで一番の笑顔で言う
違うって言いたかったけど
なぜかすぐに言えなかった
実際、付き合ってはいないけど、二人で来てたのは本当のことなんだし
状況としては、九条先輩達と変わらない
だけど
付き合ってないって前に九条先輩言ってたよね?
なのに、二人で手を繋いで歩いてる
あ、でも、私も同じか
九条先輩とも樹先輩とも手を繋いだわけだし
あれ、私って最低じゃない?
私こそ九条先輩のこと好きって言いながら、樹先輩と仲良くしてる
最低だよ
一瞬でいろんな事を考えていたら
皆私の事を見てるのに、何も言えなくなった

