人気俳優と、同居することになりました


続々と、パパとママの所に来る人達。
颯君と夕陽ちゃんの所に来ている人たち

皆、どうせ同じ考えの人たちばかりなのだろう

後ろの方にいるある人物に目が行ってしまった

「何で」

いるの。小松君が

「お前も来てたんだな」

「そう言う小松君だって」

「おい。名字じゃなくて、名前で呼べって。
一応"幼馴染"として、公表してるんだから」

「はいはい」

面倒なだけなんだけどなぁ

「おや。小松君の所の」

「お久しぶりです」

「ところで、お隣のお嬢さんは」

「初めまして。朝倉の娘です」

「ほぉ。朝倉さんの所のお嬢様ばかりだと聞いているが」

「はい。私を含め姉妹は全て女なんです。」

「そうか。小松君と一緒にいる理由は」

「幼馴染なんですよ。俺達」

「幼馴染か。それでは随分仲がいいようだが」

「他所の幼馴染がどうか、分かりませんが
仲がいい方だと思います」

「そうか。こんなに奇麗な幼馴染が傍にいては
私の娘も紹介できないな」

娘?

「ちょうど、君たちと同じくらいの年頃の娘なんだが」

「そうなんですか」

「しかし、小松君の相手にとも思っていたのだが」

「申し訳ありません。俺には
幼馴染の彼女の存在が大きく、内密にしていますが
付き合っているので、紹介されても、俺には
期待に応えることが出来ませんので」

嘘つき。
幼馴染の設定だけだって
付き合っているだなんてそんなこと言わないでよ