「お待たせいたしました」
「あぁ。遅かったな」
「桜の準備をしていたので」
「なるほど。随分と大人っぽくなったな。桜」
「本当。桜がこんな色が似合う女性になっていたなんてね」
そう言った両親に顔を赤くした桜
「お父さん。お母さん。桜を虐めてる証拠を掴んであります。
今日、その主犯格の娘と、親も来ています。
そして、学校関係者も来ているので、ここで一気に潰しにかかりたいと思っています」
「分かった。
お前たちのやりたいようにしなさい」
お父さんの許可も出たところで
パーティーが始まった。
朝倉が主催していると言うことだからか
どのタイミングで呼ばれ、証拠を突きだそうかと考えていた時だった
「それでは、私たちの娘の方から
皆様に見せたいものがあると言うことなので、見せていただきましょう」
お父さんのGOサインが出たところで
スクリーンに、桜を虐めている証拠写真や
動画を一気に見せて回ることが出来た
「な!?」
「あらら。うちの桜にこんなことをしているのですか?
学校側は、どういう対策なのでしょう」
そう言っているお母さんは静かに切れているのかもしれない
「お母さん、残念ですが先生はグルですよ」
そう言って、先生が見てみぬふりをしている所も
動画でキャッチしているのを見せてみた
「まぁ」
虐めの主犯格の子はフルフルと震えている
隣にいる両親は恥ずかしそうに下を向くしかない
全てを出し終えたあたしたちは