「でも、その前に」

「愛?」

「桜のパーティードレスを見に行かなくちゃいけないわね」

「確かに」

「制服でも」

「ダーメ。桜は、あたしの妹で
朝倉家の娘なのよ?
パーティードレスの1つや2つ持って居なくちゃ」

「うぅ」

桜が、パーティーを嫌いなのは知ってる。
それに、常日頃からあたしたちもパーティーに
出ているかと聞かれれば、仕事を出しにして、出ないことも多いから
余計に桜を出すことが亡くなってしまった


「髪の毛とかはどうしようかしら。
今からじゃ、美容室とかだって間に合わないじゃない」

「そこは、任せてよ。
あたしのスタイリストを呼んであるから。」

「さすが、愛。」

パーティードレスを見に、朝倉家でひいきにしている
ファッションセンターへ来たあたしたち