「少しの情報は手に入れたわ」
「こっちは証拠の写真をすでに手に入れている。
だけど、あたしはこれから潜るんでしょ」
「もち。愛にしか頼めない事なんだから」
あたしにしか。ねぇ
「凛久がここにいたのはどういう事」
「それは知らない」
え?
夕葉ちゃんが知らないなんて言うなんて
初めて聞いたかもしれない
「あたしや夕陽は凛久君の連絡先を知らないんだから
今日の事も教えることなんて出来ない」
そういう事
1度家に戻ってきたあたしと夕葉ちゃん
「お帰り」
「ただいま」
「桜は」
「とりあえず教室までは愛に任せた」
「そう」
「夕陽ちゃん。夕葉ちゃんこれ見て」
スマホに撮った写真を2人に見せると
「これはまた」
「随分なことをしてくれるじゃない」
「相手は」
「もう、ほぼ分かっているの」
「へぇ・・・」
「でも、まだ何をしでかすか分からない。
だから愛にはこのまま学校の中に潜りこんでもらう。
写真なり、動画なり、どんどんと。撮ってもらう」
「それがいいかもね。」



