ベランダを覗くと、確かに
机が1つだけ出されていて
スマホで写真を撮った後、クラスの中に入れ込んだ
「あっ」
あたしの名前を呼ぼうとしたとき
唇に指を当ててくれた人物
「何でいるのよ。凛久」
「それはこっちのセリフだろ」
「どういう事」
「何で、お前がここにいるの」
「あんたに言う必要ないし。
桜。あたしたちはこれから1度帰るわ。
夕陽ちゃんたちとも、両親とも話さなくちゃいけない」
「パパたちには」
「言いたくない気持ちも分かるけど
それでも、お父さんたちに内緒にしていたところで
すぐに耳に入るのは分かっていることでしょ?」
「そうだけど」
「また、終わる時間帯になったら迎えに来るから」
そう言うも、どうせすぐにあたしはここに来ることになるんだけど
外に出ると、車の外で待機していた夕葉ちゃん
「お疲れ」



