「とりあえず、明日は桜に普通に学校に行ってもらおう」
「は?」
「夕陽ちゃん!?」
「愛。あんたにも学校の中に潜ってもらいたいの」
あたしに・・・?
それって
「怪しまれない?」
嫌。絶対に怪しまれる
「学校には話を通しておくから
それと、愛には桜を見張っていて欲しいの」
「どういう・・・」
「信じたくないけど、自作自演の可能性だってある」
桜に限ってそんな事・・・
「分からないわよ?
後は、本当に虐められていたら、写メとか動画を取っておいて」
それはまぁ・・・
証拠になるしね
「分かった。明日学校に潜るわ。
だけどあたしは明日も仕事なんだけど」
スケジュールの調整位、出来るかしら
「あたしが代えておく」
「夕葉ちゃん?」
「着る洋服が調達できなかった。とでも言えば
出来ないことはないでしょ」
「まぁ」
「だから、安心して桜の事任せたわよ」
そう言って電話を切った夕葉ちゃん
そのタイミングでお風呂から出てきた桜
「愛ちゃん。明日も学校に行かなくちゃダメ?」
「ダメ。学校には行って」
「・・・っ」
ごめん。桜。でも
あたしも確かめたいから
「明日は、夕葉ちゃんたちも休みだから
何かあったら、そっちに連絡して」



