「パパが事務所を通して、彼の事務所の人と
勝手に決めたこと。あたしは同意をしていないし
この話を聞いたのだって、昨日よ?昨日の夜」

「あー。なるほど」

「じゃあ、しばらくは一緒に飲めないわね」

!?
そうだ

「でも、お父さんの言うことじゃ、
あたしたちは何も言えないわね」

「確かに。同居生活頑張りなさい。
桜の事は、あたしたちに任せて」

「でも・・・」

そう言っているけど、こちらを見ている彼は
不信感でしかないだろう

でも、とりあえずは
「よろしくお願いします」

それだけ伝えておいた

でも、なんで彼と同居何だろう?
まぁ、付き合っているわけではないし、同棲にはならないだろう
だけど、それでも彼と同居をすると言うことは
少なからずパパラッチにも狙われやすくなってしまったと言うことだろう

「はぁ・・・」

「何か」

「何でも」

「おーい。撮影を再開するぞー」

そう言うとセットにある椅子に座ったあたしに
挟むように立っている小松君の写真を撮る相原さん

「色っぽいじゃないか」

はい!?

「愛ちゃんにもそろそろ春が来るかー」

どういう事よ?