朝起きて、歯を磨いて、顔を洗って、着替えて、朝ごはんを食べて、いつも通り家族に声をかけて学校に行って友達と過ごす。
私の世界はいつも太陽と月で照らされている。心が乾いてしまったら海の水で潤して、うれしい時は青色の薔薇で祝って、泣いているときはピンク色のハンカチで涙を拭いて。
あとは、苦しい時と幸せなときは貴方とキスをする。
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「桜木…そろそろちゃんと親御さんと進路について話さないといけないと思うんだ。家のことが大変なのはわかるし先生も守ってあげたいんだが、受験までもうすぐ1年切るぞ。再来週までに進路希望表は待ってるからそれまでにゆっくり話し合え。大丈夫か?」
「大丈夫です。すみません…ちゃんと考えてみます。」
「あぁ、何かあったらまた言ってくれ。じゃあよろしくな」
「はい、ありがとうございました。」
大学受験まで残り約500日。つまりもうすぐ高校三年生になる。
うちの学校は中高一貫の進学校だから進学しないなんて考えはそもそもないらしい。