「妹は王宮魔道士にもなれるっていうくらい、魔法が得意だったんです。それで……私に呪いをかけました。両親や男爵家の人たちの中から、私に関する記憶を消してしまったんです。私が変わらないようにって、成長しないようにもしました。だから、体がちっちゃいままなんです。家族にも忘れ去られて、昏い地下牢にずっと閉じこめられていました」
今まで妹から受けた仕打ちを思い出して、鼻の奥がツンとする。
普通なら涙が滲むところだが、どうにも瞳は乾いたままだ。
――泣けない……。こんなに泣きたい気分なのに。
絶望的な気持ちになりながら、獅子をジッと見つめた。頭の中の情報を整理する。
泣けないことは、今は置いておこう。死にたいと思っていたことも。
今するべきは、礼を失してしまった相手への謝罪だ。
お養父様にも、お養母様にも、私の存在は忘れられてしまった。
今まで妹から受けた仕打ちを思い出して、鼻の奥がツンとする。
普通なら涙が滲むところだが、どうにも瞳は乾いたままだ。
――泣けない……。こんなに泣きたい気分なのに。
絶望的な気持ちになりながら、獅子をジッと見つめた。頭の中の情報を整理する。
泣けないことは、今は置いておこう。死にたいと思っていたことも。
今するべきは、礼を失してしまった相手への謝罪だ。
お養父様にも、お養母様にも、私の存在は忘れられてしまった。
