私はふるふると首を横に振ると、震える体を抱きしめて答えた。
「わ……私は、六歳の頃から地下牢に閉じこめられていたから。五歳まで教会暮らしだったし、貴族のしきたりとか、そういうことはよくわからない……ん、です」
私の言葉に、みんなが一斉にざわつく。
獅子は片眉を吊り上げると、私の眼前にしっとり濡れた鼻を近づけて訊ねた。
「誰に閉じこめられた。親か?」
私は少しだけ逡巡すると――惨めな気持ちを押し殺して言った。
「い、いいえ。双子の妹に。私が……邪魔だからって」
「なんじゃそりゃ? 双子の妹? 同い年の奴にそんなことできるかよ。親はなにしてた」
「わ……私は、六歳の頃から地下牢に閉じこめられていたから。五歳まで教会暮らしだったし、貴族のしきたりとか、そういうことはよくわからない……ん、です」
私の言葉に、みんなが一斉にざわつく。
獅子は片眉を吊り上げると、私の眼前にしっとり濡れた鼻を近づけて訊ねた。
「誰に閉じこめられた。親か?」
私は少しだけ逡巡すると――惨めな気持ちを押し殺して言った。
「い、いいえ。双子の妹に。私が……邪魔だからって」
「なんじゃそりゃ? 双子の妹? 同い年の奴にそんなことできるかよ。親はなにしてた」
