橙色の淡い日が細く差し込んで洞窟の入り口がオレンジ色に染まっている。

夕暮れ時ってよう。何かもの哀しい感じもするが嫌いじゃあねーな!


ワンワンワンワン!ワンワン!ワン!!弾丸の様に!一直線に!淡い金色の体毛をなびかせタヌが駆けて来る。


両手を広げ満面の笑みを浮かべる俺ッ。


トン!ジャンプ一閃ジジの胸に飛び込むタヌ!ワン!(ジジ、ジジ、ジジ〜)
と、泣き笑い顔のタヌ


ごめん、ごめんッと俺はタヌを抱きしめた!。