超翼ビビオ伝

時間がねーんだろ。退いてろ!


俺は岩石の前に立つと大きく息を吸い込む。全身の力を右拳に込め裂帛の気合いと共に右拳を打ち込む。


セヤヤヤヤヤー!!

ドゴ〜ン!…?


なっ?拳に激痛が走る。それと同時に温かい物を手に感じた。拳に視線を向ける俺…………な…に

皮膚が裂け血まみれの拳があった……………どっどを言う事だっ?!

皮膚が裂け出血?まして痛み?今まで生きて来て皆無ではないが。これしきの事で?!


俺は愕然とした。