超翼ビビオ伝

このまま温度が上昇すれば70度を超えると予想できる。更に温度の上昇によって、洞窟内の酸素濃度は極端に下がってしまう。


まさに生活が困難いや、出来なくなってしまう。

そこで碧月の民ムーンラットが考えた打開策が。洞窟の右側壁の奥を流れる極寒の……冷雹泉である。


地下深く何万年もの時をかけ出来た氷のオブジェの層。


地下深くから極寒のブリザードを山の頂へと吹き上げている。


この冷雹泉の流れる側壁に直径3メートル前後の穴を空ける事でマグマによる熱波を相殺する事ができる。


ホルスの物理学的な計算に基づいた計画なのだった。